Why Embroidery?
(なぜ刺繍なのか)
そういえばいつ始めたのかも思い出せない、
ステッチを刻む刺繍をミシンを見ながら考える。
記憶を辿れば、サマーソニックに友人達と行くときに、
揃いのTシャツを着よう、
せっかくだからハンドメイドにしない?
誰かがそんな事を言い出したのがきっかけだったはずだ。
ちょうどその頃に見たアメトークで、
博多華丸・大吉の大吉先生が
「刺繍専用ミシン買って刺繍してる」
たしかそう言っていたと思う。
それをヒントに手縫いでクロスステッチしたのが事のはじまりだった。
手縫いの刺繍は時間がかかる。
クロスステッチ自体は比較的初心者向けの技法であって、
縫うこと自体にハードルが高い訳では無いが、
とにかく時間が溶ける。
35mm四方の刺繍を縫うのに丸一日かかることもある。
しかしながら出来上がった時の満足度と言ったら!
初めての手縫いクロスステッチ
ギターレスポールブラック
刺繍は、プリントのようなシャープな線を再現するのが苦手。
糸を重ねて描くため、どうしても線に厚みが出る。
ミリ単位の繊細なラインや、髪の毛のような細さは潰れてしまう。
色数も、同時に使えるのは15色程度が限界。
DTFプリントのように無限に色を再現出来るわけではない。
それでも刺繍だけが持つ、糸の立体感、奥行き、光沢。
そしてそれらによって生み出される高級感と所有感。
単なる装飾ではない、存在するアート。
イヴ・サンローランも魅了された刺繍という技法。
もちろん自分たちの刺繍は、彼の世界には到底届かない。
それでも、渾身の一枚が仕上がった瞬間、
今も変わらず、アドレナリンが溢れだす。
<CULMINATIONについて>
CULMINATIONは、日本発のインディーズ刺繍アパレルブランド。
趣味で始まった刺繍が、
8年以上の試行錯誤と技術研磨を経て、
一つの形になった。
糸一本、ステッチ一目にまで想いを込める。
所有した瞬間に、何かが伝わる服だけを作っている。
<B2B刺繍サービスについて>
CULMINATIONでは、B2B向けの刺繍ビジネスも展開しています。
弊社の刺繍技術を活かし、刺繍製品を作りたい企業様向けに、
刺繍加工サービスを提供しています。
アパレル製品はもちろん、それ以外の領域にも対応可能です。
製品コンセプトや用途に合わせた最適な刺繍表現をご提案いたします。
刺繍という技術で、製品に新たな価値を加えたい企業様の
ご相談をお待ちしております。